真のアスリートフードって??

妻のSayakoはアスリートフードマイスターとして活動しています。

私達夫婦は現在いろいろな食事方法を試して個々に合うアスリートフードを模索しています。

今行きついているところはすごいシンプルです。

身体に良い食べ物。

安心して口に入れられる食べ物。

そして、おいしく食べて身体に取り入れる。

この3つを基本に、私のトレーニング内容に合わせて食事をチョイスしています。

当たり前のようで難しい。

例えばスーパーやコンビニで並んでいる食べ物。

健康志向と書かかれてあるものでも本当の本当に安心して食べられるでしょうか?

食べたものは自分の血となり肉となります。

自分の身体に成るものに対して私はしっかり向き合いたいです。

謳い文句や価格だけに惑わされず、しっかりした知識を身に付け、味だけでなく身体においしい食材をチョイスしたいです。

こういった概念のアスリートは増えています。

先日、Sayakoの連載している「Sayakoのはらぺこサイクルキッチン」の記事で紹介した私のチームメートのサリー・ビグハム選手の食事インタビュー。ぜひ見てください。↓

http://cyclist.sanspo.com/148480

世界のトップ中のトップアスリートの彼女も同じ考えを持っています。ほぼ自炊で食材もほとんど新鮮なオーガニックのもの。

もう一つの連載(リレー形式)、スポーツワン『スポーツのための食事学入門』の最新記事「良質な油を摂ろう!」も見てみてください。

http://sportsone.jp/nutrition/column/501.html

タンパク質などの栄養バランスはアスリートにとってもちろん重要。

しかし、もっと重要なのは安心できる食材をチョイスすることなのではないでしょうか?

日々過激なトレーニングで酷使している身体を回復させて作るのは食べ物です。

栄養バランスだけではなく、先を見据えた「健康な身体を作り」を考えたアスリートフードを探求していきたいと思います!

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Kent Eriksen Cyclesに潜入☆

アメリカコロラド州Steamboat SpringsのOrange Peelバイクショップの裏に工房を構えるチタンのカスタムバイクを作るKent Eriksen Cyclesを訪問.

実はSteamboatの町のランチのお勧め場所を聞きに立ち寄っただけなのですが、快くツアーまでしてくれましたw

↓Orange Peelバイクショップ

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このバイクショップのセンスもおもしろい。

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まるでジブリの森?!w

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早速、裏に回り、工房へ特攻をかける。

Kent Eriksen CycleのKentさんはあのMootsを創業したレジェンド的なお方。そして、Mootsが大きくなってから、Kent Eriksen新ブランドで独立。

Mootsの昔の看板が。。。これだけでも超レア!下がKent Eriksen Cyclesの看板です☆

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Mootsは今は別の場所に移動しましたが、ここがMootsが生まれた工房!!!↓

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テンション上がります!!!

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ちなみに我らがTetsuoさんは、Kent Eriksenのチタンロードバイクをカスタムで注文しているお得意様です。私もいつかは・・・

今日は、Kentさんは外出中でしたが、MTB担当のBrad Bingham氏が私達をツアーしてくれました。

 

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彼と私は実は昔からのとても良いレース仲間でありライバル!

先日のブレックエピックでも熱いバトルを繰り広げたばかりです!↓

Jonathan Ingraham

登りも強いですが、特に下りの速さは半端じゃないです!その彼がライドするのが彼自身がデザインした650Bのフルサスペンションバイク。

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彼のラストネームが入ったリンクとフレーム。

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超クールです。

そして、あれほどの乗り手がデザインしていると思うと信頼性も倍増。

いつかはMoots。

っと思っていましたがKent Eriksenも私の物欲をかなり刺激します!

 

 

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美しいシートポスト達↑なぜか間にポテチもw

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美しいハンガーたち。これだけで芸術。

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↓Moots創成期のフレームが何気なくぶら下がっていました。

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バリバリのカーボンレースバイクももちろん良いけれど、職人のこだわりで作るフレームも憧れます~。レースでなくなったらこんなバイクに乗りたい。

いつかはKent Eriksen!な頭になってしまいました!

で、Bradがお勧めしてくれたランチスポット「Sweet Pea」は臨時休業というオチでした・・・w

やっぱりトレイルライドが一番!!そして、コロラドの大自然最高!!

今日は舗装路をメインに長距離トレーニングライドへ出発。

したのですが・・・・いろいろトラブルがありましてトレーニングに集中できない状況に・・・・

帰ろうかとも思いましたが、気持ちを切り替えて自分の好きな場所へ思いのままライドしてきました!

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大陸分水嶺地点の一つラブランド峠をまずは登頂。標高は3655m。

この景色が見たいがゆえに来ました!

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この壮大なスケールを身体全体で感じます。

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アメリカでも有数の素晴らしい峠道です。

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すでに秋の気配さえ感じるサミットカウンティのエリア。登りではヒンヤリとくる風がとても心地よい。

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次はA-Basinスキー場ベースからシングルトラックとジープロードを繋いでA-Basinを登頂。標高は約3800m。

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一人座り込み絶景を眺める。

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ただただ綺麗。

ひたすら美しい。

眺めているだけで心が浄化される。

大自然に感謝。

そして、改めてコロラドが好きだと実感。

ここに来た目的は景色だけではありません。極上トレイル「LENAWEE」があるからです!私が今までライドした世界のトレイルの中でも超お勧めのシングルトラックです。

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言葉ではうまく表現できないですが、写真からそのダイナミックさが伝わればと思います!

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全てのマウンテンバイカー、いやハイキングでも良いのでぜひ体感してもらいたい世界観がここにはあります。

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↑手前のスイッチバックからドロップインして、目の前の山をトラバース。細いシングルトラックが見えるでしょうか?

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ある程度の経験とスキルが必要なトレイルですが、最っ高に楽しいです!

一度乗ったらきっと一生の思い出となるでしょう!

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手が届きそうな雲。こんな天国の様な場所でのトレイルライド。正に至福の時。

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しかし、命をも落とすこともある厳しい大自然の中にいることも忘れてはいけません。滑落、悪天候など何が起こるか分からない。

もちろん思いきり楽しみます。でも、ボトムラインは決して忘れてはならない。

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もっと沢山素晴らしいセクションはあるのですが楽しみすぎて止まることができませんでした。。。気付いたらここまで下っていましたw↓

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森林限界より下ると今度は全く表情が違う森の中のタイトなシングルトラック。

アドレナリンと共に集中力が次第に高まり、良い感じのトランス状態でダウンヒル。

このフィーリング最高ですよね。

このLENAWEE TRAILはそこまで長いトレイルではないですが内容はかなり濃く、絶対に楽しめること保証します!

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毎回トレイルの出口が近づくと「ああ~終わってしまう~」っとさみしい気持ちになりますw

舗装路メインのトレーニングプランはどこへ行ったのやら?!って言う感じですが、今日はトレーニング以上の収穫が盛りだくさん。

もう一つアルゼンチン峠の頂上付近まで登ってきました。

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ここはダブルトラックメインのバックカントリーエリア。

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あまり人も来ないので穴場。

この絶景を独り占め。

今日の総距離は約110キロ。ライド時間7時間半(休憩含む)。峠3つ。

自分のチカラを使って一日でこんなにも素晴らしい場所を何か所も網羅し、最高の体験ができる。

MTBってなんて素晴らしいのだろう!

今日のアドベンチャーライドはレースやトレーニングとは全く違うMTBの楽しみ方。

でも、これこそが私がMTBを始めた原点。

そして、この素晴らしいMTBの無限の可能性を発信し続けていきたい!

世界は広い!

まだ見ぬ未知のMTBワールドを探求しつづけていきます!

ブレックエピック3DAYレースレポート

レース: Breck Epic 3DAY
開催日時:2014年8月13-15日
結果:総合優勝(3ステージ全て優勝)
場所:アメリカ・コロラド州・ブリッケンリッジ
コースコンディション: 曇り/晴れ
大会ウェブサイト: http://breckepic.com/

レッドヴィル100の激闘から3日。ブリッケンリッジで行われるブレックエピック3DAYに参戦。今年はブレックエピックの初日と重なるレッドヴィル100の表彰式に参席したため、昨年デュオカテゴリーで優勝した6DAYではなく、3DAYバージョンにエントリー。

問題なくスタートに立つはずだったがレッドヴィル100での負傷があり、レース前まではアイシングと回復に全力を尽くした。

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ブレックエピックは今年で4回目だが、飽きることなく楽しみにしている。コースの楽しさ、運営・サービスの良さ、アットホームな雰囲気、どれをとっても最高のイベントだ。

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初日ステージ:Aqueduct – 距離約70.8km, 獲得標高2133m

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初日からかなり厳しいコース。捻挫箇所と打撲箇所にテーピング(ニューハレ)を施し、スタートラインに並んだ。

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意識はカテゴリー関係なく、6DAYのトッププロレーサー達に食らいついていくこと。

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©Michael Kane

3週間の間に2つの100マイルレース、2つのステージレースというクレイジーなスケジュール。しかし、これも重要なレースが控えるシーズン後半を意識したもの。これを乗り越えれば更に強くなれる。

疲労もピークにきているこの状況だからこそ試したい自分のポテンシャル。

3時間29分、最後まで追い込み3DAYカテゴリー1位でフィニッシュラインをまたいだ。

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オレンジのリーダーズジャージに袖を通すことで気が引き締まり、さらにモチベーションがアップ。日本のトップ選手の一人、國井選手も好走を見せて3位。ジャパニーズ2人が表彰台に登った。

10603572_707543629283120_3498696189873181508_n2日目: Wheeler – 距離48km(30 miles), 獲得標高約1500m

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このステージは正にEPIC。標高4000メートル近いウィーラ―峠を越える大冒険だ。

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リーダーズジャージでのレース。

守りではなく、攻めの姿勢でスタートを切った。

スタートからとにかくハイペースで登りに登る。

急勾配のガレ場ではハイキング。

空気も薄い。

今出せる力で前だけを見て進んだ。

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眼下に広がるブリッケンリッジの町があんなに小さく見える。

手が届きそうな空と雲。

険しくも美しいロッキーマウンテン。

辛くても楽しい。

矛盾しているようだが事実。

酸欠寸前の状態で峠に辿り着く。

そこには、、、

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私のMTB仲間でもある有志の人たちがエイドステーション(非公式)で補給物資を提供していた。

そのメニューは、焼きたてのベーコン、キャンディー、ウィスキー!

アルコールは険しいダウンヒル前だったので控えたが、キャンディーとベーコンはしっかりいただいた。

早朝にバーナーなどの重い荷物を背負って登った彼らは本当にすごい。レーサー達を応援し、そして楽しんでもらいたい。そして、自分たちも楽しむ。

真剣な中にあるこのユーモアな雰囲気。素晴らしい。

今日も6DAYのトップライダー達と最高の競い合いをしながらお互いを高めあった。

レースでしか出せない強度、スピード、緊張感、集中力、アドレナリンを楽しんだ。

今日も3DAY優勝し、リーダーズジャージをキープ。

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10547680_625870980860337_2269703791481708060_n最終日: Gold Dust 距離 51km, 獲得標高約1090m

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はっきり言って身体はボロボロ。しかし、それは皆同じ。そこからの勝負。精神的な強さが試される。

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今日でシーズン中盤の連戦は終わり。しっかりと力を出し切って締めくくりたい。

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今年のアメリカでのレースも最後。思い切りぶつかって、楽しんでレースをしたい。

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最初から全力で攻めた。

前半は相当良いチカラを出せた。

後半の登りでは悔しいが垂れてしまった。

しかし、全力でぶつかったことに一切の後悔はなかった。

この悔しさはしっかり修正して後半シーズンにぶつけるだけだ。

最後のシングルトラックセクションはブレックを代表する下り基調のルート。

6DAYのライバル達と共に機材と身体の限界を攻めに攻めた。

疲労の限界にあるにもかかわらず、高まっていく集中力。

負けたくない。

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©Tetsuo Shimoda

レース特有の人生が凝縮された時間。

この中にもっといたい。

まだレースをしていたい。

そんな思いと共にフィニッシュゲートくぐり、今年のブレックエピックを終えた。

心から楽しめたステージだった。

3DAYカテゴリーのTOP3。
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フィニッシャーに進呈される写真(初日のステージ後に撮影してくれたもの)。表彰対象選手は額ももらえる。

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また今年も最高の宝物と思い出を作ることができた。

応援、サポートしてくれた人、大会を支えてくれた人、一緒に走ってくれたライバル達、全ての人に感謝。そして、ブリッケンリッジという最高のロケーションにも感謝。

心からありがとうございました。

シーズン後半のビッグレースに備え、休養期間を挟んで再びトレーニングを開始します!

これからもよろしくお願いいたします!

写真:Sayako

レース機材:

バイク: Canyon LUX CF29
ドライブトレイン:SRAM XX1 (フロント30t)
フォーク: MAGURA TS8 29
ブレーキ: MAGURA M8
ステム/シートポスト/ハンドルバー: RITCHEYSuperlogic/TRAIL/WCSCarbon
ホイール: DT Swiss 29 Spline XRC1250 with Stan’s tubelesskit
タイヤ: Continental Race King 2.2 Protection
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HX2
サイクルコンピューター:ジュールGPS(サイクルコンピューター)
シューズ: North Wave Extreme Tech Plus
ペダル: Crank Brothers Eggbeater 11
サングラス: Limar
ヘルメット: Limar

ボトルケージ: Topeak ShuttleCage CB
チェーンオイル:Finishline Ceramic Wet Lube

補給食:GU(ドリンク)パワーバージェル&VESPAプロ
リカバリー:C3fit コンプレッションソックス
テーピング:ニューハレ

パーソナルスポンサー:

自転車コーキ屋
スポーツクラブ ルネサンス
パワーバー
CycleOps:パワータップ、ジュールGPS(サイクルコンピューター)
C3フィット:コンプレッション
VESPA
NEW HALE:テーピング
HALO HEADBAND:ヘッドバンド
Fujimoto Farm 弥之助蓮根
なでしこ健康生活・生きている玄米
ヒロコンフーズ

チームスポンサー:
Ergon
Topeak
Canyon
SRAM XX1
Magura
RitcheyBicycleComponents
ContinentalTires
DT Swiss
Primal Wear
Finish Line
Northwave Shoes 
Jagwire
Crank Brothers
Chamois Butt’r
Stan’s No Tubes
EPIC Action Cam 

レッドヴィル100レースレポート

レース: Leadville Trail 100MTB
開催日時:2014年8月9日 午前6時30分
結果:28位
時間:7時間26分14秒
レース距離:100マイル(160キロ)
獲得標高:約3000メートル
場所:アメリカ・コロラド州・レッドヴィル
コースコンディション: 曇り/晴れ
大会ウェブサイト: http://www.leadvilleraceseries.com/mtb/leadvilletrail100mtb/

今年で8回目となるレッドヴィル。今年の目標は最低でも一桁順位でのフィニッシュ、そして7時間を切ること。

フィットネスは着実に上がっている。あとはそれを100%発揮し、スマートなレース展開をこなすのみ。

年々大きくなるこの大会。北米では一番規模の大きいレースだ。

TOPEAK ERGONレーシングチームも最強メンバーで参戦。

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朝、6時過ぎからスタートに選手達が並び始める。

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標高が3000mあるので朝の気温はたった3-4℃。

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しかし、アドレナリンでそこまで寒さは気にならない。

6時半ジャスト。160キロのバトルが始まった。

このコースは40マイル過ぎからが勝負。前半のオーバーペースを避けるために冷静にレースを進めた。

しかし、遅れ過ぎてはいけないので限界一歩手前のペースで追い込む。思いきりこぎたいがここは我慢の時。

TOP15あたりの位置で最初の登りSt. Kevinを終える。

昨年と比べ、同じくらいの位置にいながらもまだまだ余裕を感じる。

舗装路セクションと平坦ではなかなかグループのペースが上がらずもどかしくも感じたが、「後半勝負」と決めて焦る気持ちを抑えてエネルギーを温存。

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©Angel King

2つ目の登りが始まった時に集団のペースが遅くなったので、ここで単独で飛び出し、ペースアップ。ここでも熱くなりすぎず、焦らずにパワー値をコントロール。

前のグループがちらほら見えてきた。下りに入れば前のグループを捉えることができると確信。

コース上おそらく一番テクニカルな下り「パワーライン」が始まる。

冷たい空気を切りながら集中力を高める。

前のライダーを1人パス。

まだまだイケる。

次の前走者に近づき抜かすチャンスを伺う。

ここで予測不可能な事態が起こった。

前のライダーの前輪がパンク。コントロールできなくなったライダーは左右にぶれ始め、追突寸前。

高速でラインも見えない状態で避けるために左にずれたところ、前輪が滑りコントロールを失ってしまった。

次の瞬間にはバイクから左前方に放り出され激しく地面に叩きつけられてクラッシュ。

左半身を強打し、呼吸が戻らない。

暫く横たわったまま動けなかった。

声をかけてくれるレーサー達にジェスチャーで一応息があることを伝える。

ゆっくりと立ち上がり、骨折などの大けがをしていないかを確認。

分かる範囲では打撲、擦り傷、左膝・足首の捻挫。

コース脇に避難し、座って痛みが引くのを待った。

どの位のライダーに抜かれ、どれ位の時が経ったのだろうか。

この時点ではレース続行は不可能だと考えた。

バイクの方はハンドルバー、サドルなどが曲がった程度で乗車は可能のようだ。

何とか下りだけ我慢してライドし、下にいるだろうコースマーシャルにレースから棄権することを伝えようと考えた。

次々と抜いてくライダー達の隙間のタイミングをみて、ゆっくりとバイクに再び乗りはじめた。

ペダルを回すと強い痛みがある。しかし、下りはなんとかいける。前走者たちを細心の注意を払いながらパスしてこなしていった。これで次第に順位が上がり始め、下り終えたときにはかなりの人数を抜いていた。

周りのライダー達にも励まされ、ほとんど切れていたモチベーションが再び上り、アドレナリンも大量に分泌され始めた。

まだいけるかもしれない。

左足をかばいながら、痛くない動作を模索しながらチェイシングを開始した。

補給ゾーンで待つSayakoから53位と告げられる。目標からは程遠い順位だ。

しかし、この状況でどこまでいけるか。それが逆に自分の中に火をつけた。

コース上で一番長い登りコロンバイン・マインで着実に順位を上げて行った。

第3フィードでは20番台後半まで取り戻した。

しかし、レース最後の長い峠でその勢いが衰え始める。

ネガティブな思考が頭をよぎり、心の中で葛藤を繰り返す。

「こんな無茶してケガが悪化したらどうする?」

「まだ重要なレースはまだこの後あるぞ?」

「無理して中途半端な結果出して意味はあるのか?」

「なんでレースを続けているんだ?」

「プロなりのスマートな決断が必要なのでは?」

・・・・・・・・

「プロってなんなんだ?結果を出すだけなのか?」

「いや、そんなのは俺のスタイルではない!」

どんな状況でも順位でも走れる身体とバイクがあれば諦めたくない。

レベルはどうあれ、どんなに辛くても、足が攣っても、血を流しても、「強い」ライダー達は一心不乱にフィニッシュを目指している。それが例え最終走者でも。そんな全てのライダー達にも負けたくない。

ビリッケツでも最後まで全力を尽くすライダーでありたい。それが私なりのプロのスタイル。

こんなネガティブな思考が頭をよぎったことが恥ずかしい。”プロ”になり少しおごっていたところがあったのかもしれない。

初めてレッドヴィルに出たときは風邪を引きながらも完走を目指し、8時間48分で胸を張ってゴールした。あの時と変わらずに、自分に負けずに、妥協せずに、同じように堂々と胸を張ってフィニッシュしたい!

その答えは至ってシンプル。今のベストを尽くすだけ。

クラッシュも痛みも弱さも全て受け入れて最後までただガムシャラにこいだ。

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28位。

7時間26分14秒。

はっきり言って遅い。ひどい結果。

けど、妙に清々しかった。

こんな順位だったけれどガッツポーズまでしてしまった。

自分のアイデンティティを思い出させてくれるきつくも素晴らしいレースだった。

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バイクから降りると激痛が左半身を襲う。

私のヒーローであるデイヴが支えてくれた。

本当にありがとう。

私がこんな状況でも信じて諦めずにサポートや応援してくれたすべての人に感謝。

レース中に折り返し地点からすれ違ったライダー達の頑張っている姿には本当に勇気付けられた。

心から感謝。

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今年で8個目となるビッグベルトバックル(9時間以内フィニッシャーのみに進呈)。また思い入れがある逸品となった。

皆に応えるためにも私のスタイルを貫き、MTBの可能性を伝えていきます!

ありがとうございました!

レース機材

バイク: Canyon LUX CF29
ドライブトレイン:SRAM XX1 (フロント30t)
フォーク: MAGURA TS8 29
ブレーキ: MAGURA M8
ステム/シートポスト/ハンドルバー: RITCHEYSuperlogic/TRAIL/WCSCarbon
ホイール: DT Swiss 29 Spline XRC1250 with Stan’s tubelesskit
タイヤ: Continental Race King 2.2 Protection
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HX2
サイクルコンピューター:ジュールGPS(サイクルコンピューター)
シューズ: North Wave Extreme Tech Plus
ペダル: Crank Brothers Eggbeater 11
サングラス: Limar
ヘルメット: Limar

ボトルケージ: Topeak ShuttleCage CB
チェーンオイル:Finishline Ceramic Wet Lube

補給食:GU(ドリンク)パワーバージェル&VESPAプロ
リカバリー:C3fit コンプレッションソックス
テーピング:ニューハレ

パーソナルスポンサー:

自転車コーキ屋
スポーツクラブ ルネサンス
パワーバー
CycleOps:パワータップ、ジュールGPS(サイクルコンピューター)
C3フィット:コンプレッション
VESPA
NEW HALE:テーピング
HALO HEADBAND:ヘッドバンド
Fujimoto Farm 弥之助蓮根
なでしこ健康生活・生きている玄米
ヒロコンフーズ

チームスポンサー:
Ergon
Topeak
Canyon
SRAM XX1
Magura
RitcheyBicycleComponents
ContinentalTires
DT Swiss
Primal Wear
Finish Line
Northwave Shoes 
Jagwire
Crank Brothers
Chamois Butt’r
Stan’s No Tubes
EPIC Action Cam