ファイヤーバード・イン・イーグル レースレポート

レース: ファイヤーバード・イン・イーグル
結果: 9位 (83人出走)
タイム:2時間17分59秒
場所: アメリカ・コロラド州・イーグル
開催日時: 2013年5月11日
コースコンディション: 晴れ
レース距離: 67.68キロ(5周回)
登板距離: 1720メートル
大会ウェブサイト:http://eagleoutsidefestival.com/

今回の4週間に渡るアメリカ遠征の最終戦。

4週末連続転戦で疲労があるのも事実だが、できる限りのコンディショニングを施してレースに最高のパフォーマンスを持っていくための準備をした。

国内外のトップライダーが集まり、会場のフェスティバルも盛り上がり、賞金もあり、レースへ向けてのテンションが高まる。

レース3時間前の6時半に起きていつものレースモーニングのルーティンをこなす。

今回は足の疲労が残っていたこともあり、ニューハレの特別ニーダッシュテーピングを投入。ひざにかかる負担を軽減し、力を入れるときのサポートをしてくれる強い味方。

固まり気味の足を長めのウォームアップでほぐす。

雲一つない青空と澄み切った高原の空気。

これから始まる激しいレース前とは思えないくらい清々しい気持ちで身体を温めた。

イーグルの町のダウンタウンからたくさんの観客に声援を送られながら、先導車付きでニュートラルスタート。

レースコースに入るまではライバルたちと談笑を楽しんだ。

先導車がいなくなった瞬間、和やかな雰囲気は吹き飛び、顔つきも変わり、真剣勝負が始まった。

スプリント合戦を経てシングルトラック入り口へ渋滞が始まる前になんとか滑り込んだ。15番目くらいだろうか。

アメリカナショナルチャンピオンのTODD選手やコロンビアナショナルチャンピオンのFERNANDO選手の背中が見える位置にいる。

レッドゾーンに入りっぱなしだが、これでいい。

この位置を目指して頑張っていきたのだから。

身体よ、どうにか堪えて、粘って、この最高の時間の中に少しでも居させてくれ。

トップ集団の後ろには4分の3周ほど付いていくことができた。聞こえは情けないが、今まででは考えられないくらい長く付いていけた。

ここからはオーバーペースからのスピードダウンをどれだけ最小限に抑えられるかの忍耐勝負。根性の見せ所だ。

Photo: Linda Guerrette

 

5周回中、2周目ですでに呼吸が戻らないくらい荒く、足もピキピキ悲鳴を上げているが全く後悔はしていない。このアグレッシブさがなければ絶対に上にはいけない。

3周目は10-14番手あたりのパックに吸収され、しばらく集団の中で息を整えた。

途中でこの集団からエクステラUSAナショナルチャンピオンのJosiah選手が登りで周りを引き離し、次第に見えなくなってしまった。強い。

彼はなんと去年のマウイ島のエクステラ世界選手権で準優勝しているプロ中のプロアスリートだ。

本物のトップアスリート達と戦えているこの状況に興奮しないわけがない。

心が刺激され、得意な登りとシングルトラックの下りセクションで積極的に前へ出て、少しずつ集団から単独で飛び出す形になった。

限界ギリギリのペースを見極めてレースを進める。

見極めを誤って、ちょっとでも踏みすぎると回復が追いつかなくなるので冷静な判断力も問われる。

Photo: Linda Guerrette

4周目は10位のポジションで単独で走っていたが、視界には後ろにも前にもすぐにライダーが見える。それほど緊迫している雰囲気だ。

レース終盤に入り、心身共に非常に辛い状態。

普段ならば自分より速い選手達が後方に見える。今日のパフォーマンスは良いはずだと自分を励まして気持ちを保った。

最終回に入り、前に見えるThomas選手(Epic Endurance/Cannondale)に対して必ず追いついて見せる、と心に決める。

しかし、後ろのKeegan選手(Orbea/Tuff Shed)もすごい勢いで差を詰めてきているのが見える。

この9~11位の三つ巴の位置はしばらく均衡するが、4分の3周が過ぎたあたりの舗装路の上り坂で勝負は動いた。

Keegan選手が遅れ、私がThomas選手に差を詰める展開をみせた。最後なので惜しみなく攻めに攻めた。

これで一桁フィニッシュが見えてきた。

Thomas選手は先週末のバトル・ザ・ベアーをダントツで優勝している。10分以上差を付けられて負けたので今回はその借りを返したい。

シングルトラックの長い下りでその差をジワジワと詰め、最後のフィニッシュまで続く平坦基調のシングルトラックセクションでついに真後ろにポジションを付けた。

フィニッシュまで1キロほどだ。今、前に出るか?最後に刺しに勝負に出るか?

疲労度も限界にきているので一瞬休みかけたが、駆け引きはなしで前へ出ることを決意。

シングルトラック脇のガタガタの路面を使って多少強引に前へ出た。

Photo: Linda Guerrette

 

抜いたときに結構足を使ってしまったが、油断もスピードダウンも許されない。

ゴール付近の観客も「Yuki そのまま振り切ってフィニッシュしろ!」と応援してくれる。

二人ともダンシングでスプリント。

何とか逃げ切って9位フィニッシュ!

約2時間18分と中距離レースにしては速く短めだったが内容は非常に濃いものだった。

いつもよりもワンランク上の選手たちをレース展開をできたことは大きな自信となった。

↓プロメン表彰台。TOP5までが賞金対象。

1位 Todd wells, USA (Specialized)
2位 Ben Sontag, ドイツ (Cannondale)
3位 Fernando Rivero, コロンビア (Twenty2 Cycles)
4位 Colin Cares, USA (Kenda/Felt)
5位 Kalan Beisel, USA (Orbea/Tuff Shed)

1位はUSAXCオリンピアン、2位はドイツのXCナショナルで表彰台選手、3位はコロンビアのXCナショナルチャンピオン,7位のJosiah選手はエクステラ世界選手権準優勝というとんでもないメンツ。

この強豪相手にどれくらい戦えるか試したかったので遠征最後のレースとしては申し分ないシチュエーションであった。

そして、自分の現段階のパフォーマンスを出し切れたレースとなったので、残りのシーズンへ向けて良いステップアップとなった。

次のレースは帰国後のSDA in 王滝100キロ。

今回の遠征で成長した姿を日本で皆さんにぜひ見てほしいと思います。

たくさんの応援、サポートありがとうございました!

レース機材

バイク: CANYON GRANDCANYON CF SLX 29
ドライブトレイン:SRAM XX1
フォーク: MAGURA TS8 SL 29
ブレーキ: MAGURA MT8
ステム/シートポスト/ハンドルバー: RITCHEYSuperlogic/TRAIL/WCSCarbon
ホイール: DT Swiss with Stan’s tubelesskit
タイヤ: Continental Race King 2.2(F)Race king 2.2(R) Protection
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HX2
サイクルコンピューター:CycleOpsジュールGPS(サイクルコンピューター)
シューズ: North Wave Extreme
ペダル: Crank Brothers Eggbeater 11
サングラス: Adidas Eyewear Evil Eye Half Rim Pro L
ヘルメット: Cratoni
ボトルケージ: Topeak ShuttleCage CB
チェーンオイル:Finishline Ceramic Wet Lube

補給食:パワーバーVESPAプロ
リカバリー:C3fit コンプレッションソックス
テーピング:ニューハレ
パーソナルスポンサー:

スポーツクラブ ルネサンス
パワーバー
CycleOps:パワータップ、ジュールGPS(サイクルコンピューター)
C3フィット:コンプレッション
VESPA
NEW HALE:テーピング
HALO HEADBAND:ヘッドバンド
チームスポンサー:
Ergon
Topeak
Canyon
SRAM XX1
Magura
RitcheyBicycleComponents
ContinentalTires
DT Swiss
Primal Wear
Finish Line
Northwave Shoes 
Adidas Eyewear
Jagwire
FRS
Crank Brothers
Chamois Butt’r
Stan’s No Tubes
EPIC Action Cam 
Great Western Lodging