ザ・ノースフェイス・ヤックアタックレースレポート ステージ8

ヤックアタックステージ8
結果:6位
GC:2位
時間:2時間19分47秒
総合タイム:24時間57分30秒(8ステージ合計)
距離:60キロ
獲得標高:960メートル

ステージ7のレポートはここから

泣いても笑っても今日でレースは終わる最後のステージ。朝から気持ちは高ぶり、ステージ優勝を狙う勢いで気合いは十分だった。しかし、皮肉にも身体はその気持ちとは全く逆の反応を示す。

最初の登りから先頭集団から取り残され、次々と後方のライダーに抜かれていく。。。。。

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©GauravMan Sherchan

気持ちが何度も何度も何度も・・・折れそうになる。

しかし、今やることは諦めないこと。最後まで気を抜かずに走りきること。

きついから足を緩めることは簡単。

しかし、その行為は自分に負けたことを意味し、必ず後悔する。私を支えてくれている人たちにも情けなくて顔向けできない。胸を張って「最後まで全力を尽くした」と報告したい。

何よりも「自分を超える”超戦”をする」という誓いを立てた自分に嘘をつきたくない。

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コースプロファイルは後半ほぼ下り。楽そうに見えるが、ダウンヒルコースでは!?と思うほど激しい。まるでロデオしているかのようにバイクから放り投げだされそうだった。疲弊しきっている身体を支えるのは非常にきつかった。

ようやく最終地タトパニの町が見え、フィニッシュへと続く石畳の道へと出る。

全力でこいでいるのだが、「レースしているの??」っと突っ込みを入れたくなるほど遅い。足はふにゃふにゃ、呼吸もめちゃくちゃ、涎も垂れているし、はたから見たら笑ってしまうくらいカッコ悪いだろう。しかし、周りのライバル達も同じ姿。私から見ればそんなみんなが最高にかっこいいのだ!

そして、ついに!感動のフィニッシュラインをくぐることができた。

この長く過酷な8ステージを戦い合ったライバル達とハグと握手を交わして心の底からお互いを讃え合った。
去年の悔しさを喜びに変えた瞬間でもあった。ネパールに戻ってきて本当に良かった。

↓ゴール直後の総合TOP3。身体中むくみまくっている・・・。1797515_746849575348568_1469448666_n

そして、最終走者をみんなで出迎えた。ヤックアタックに参加した全員がエクストリームなアドベンチャー体験を共有した大切な仲間だ!

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最終走者のターニャさんはオーストラリアから来ている女性。なんと今回のヤックアタックが彼女にとって初のMTBレースだというのだ!

彼女の総合タイムは53時間17分18秒。

トップ選手の倍以上の時間がかかっているが、あのとんでもないコースを完走したのだ!どんなに辛くても時間がかかっても諦めずに前へ進み続けた結果だ。毎日ボロボロになってフィニッシュしても笑ってみんなと話している姿も印象的だった。心の底からリスペクト。

彼女の話はほんの一例に過ぎない。肋骨を骨折した人もいれば、バイクが故障してしまった人、転倒してヘルメットを割った人、凍傷で指を失いそうになった人、自分を変えるために参加している人、去年の私のように感染症で途中棄権となった人、、、、参加者一人一人に目標があり、ドラマがあり、感動がある。語りつくせないストーリーがある。

みんなと出会えて本当に良かった。そして、あの嘘のような大冒険レースを共有できたことを誇りに思う。

そして、私の限界を引き出してくれた最高のライバルであり、友である優勝をしたアジェイ選手へ心から称賛したい。最後まで安定した強い走りで23時間58分44秒というとんでもないタイムで文句なしの優勝。おめでとう!!!!

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Thank you Yak Attack!!!!

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