UCIマラソンワールドシリーズSingenレポート

レース: Rothaus Hegau Bike Marathon UCIマラソンワールドシリーズ
開催日時:2014年5月11日 午前10時30分
結果:36位
レース距離: 100キロ
獲得標高: 2800メートル
場所:Singen, Germany
コースコンディション: 曇り/晴れ/強風
大会ウェブサイト: http://www.singen-bike-marathon.de/de/

レース走行データ:http://www.strava.com/activities/139921254 (Strava)

長かったアメリカ/ヨーロッパ遠征もこのレースで終わり。

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写真:Sayako

ドイツの環境にも慣れ始めてストレスもなくレース日を迎えることができた。

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写真:Sayako

バイクの調子も悪くない。

天候が安定しなく、小雨が降ったりしていたので念のためにセラミックウェットルーブを多めに注油。

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写真:Sayako

今回のドイツのレースが特別なものとなった理由の一つ。仲間の存在。

ドイツ在住の木山さんファミリーとその友人の方、そして、スイスでサイクリングコーチングの研修をしているあの小田島梨絵さんが応援に駆け付けてくれた。

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幸せ者です。

その分良い走りで応えたい。

スタートではアキレス腱断裂から復帰したばかりのAlban Lakata選手と言葉を交わす。多少不安はあるものの仕上がりは良いとのこと。世界チャンピオンのタイトル奪還に気合いは十分だ。

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写真:Sayako

先週のベルギーよりはかなりスタートの位置取りは良い。しかし、選手レベルは今週末の方が高い。ランキング上位者が多く集まっているようだ。

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写真:Sayako

スタートの合図が近づくにつれて風は強いが晴れ間も見え始めてきた。

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写真:Sayako

スタートから2~3キロは道がかなりタイトなので神経を使う。

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写真:Kiyamaさん

タイトだろうがなんだろうがとにかく飛ばす。コーナーの度に全力スプリントが繰り返される。

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写真:Kiyamaさん

最初の15%坂でAlbanを筆頭に先頭集団がさらにペースを上げる。悔しいが付いて行けない。心を折らさずに自分の走りに集中した。

前から落ちてくるライダーと共にグループを形成し、協力しながら前を追った。

舗装路とダブルトラック中心なコースに強風がプラスされて、よりロードレース的な戦略が必要となった。

しかしながら、ドイツ人のパワーには驚かされる。私一人ではなかなか出せないスピード域で前を引く。千切られないように必死に集団に食らいついた。

途中、落車に巻き込まれて単独となってしまう。

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写真:Rie Odajima

ちょうどその辛い場面でタイミングよく第一フィードを通過した。応援のエネルギーでモチベーションが上り前のグループに追いつくことができた。

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写真:Rie Odajima

マラソンレースでの精神状態は非常に重要だ。

「気持ちを常に前へ向ける。」

簡単に聞こえるかもしれないが、長時間この極限状態の中、その精神状態をキープすることは想像以上に難しい。

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写真:Rie Odajima

第2フィードで42位と告げられる。

UCIポイントは40位まで。

「TOP20を狙っていたのに・・・。これだけ頑張っていてこの順位か・・。後ろにもまだ元気そうな奴らがいるし・・・。」とネガティブな自分が心の中でささやく。弱い。弱すぎる。

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写真:Rie Odajima

しかし、「あとたった2人抜けばポイント圏内。まだ50キロ以上残っているので挽回のチャンスはいくらでもある。」心の中で必死にポジティブな方へ自分を持って行く。

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写真:Rie Odajima

精神的葛藤と身体的限界への挑戦。

今年、自分へ課した自分を超える「超戦」。

ここでつまづいているようでは話にならない!

自分の弱さに対する怒り、悔しさをぶつける思いで追い込み続けた。

1周目通過時に38位まで順位アップに成功。

38-39位でCUBEの選手と二人で高めあいながらレースを進めた。とても勢いのある選手で一瞬でも気を抜くとドラフティングをしていても千切られてしまうほどだ。

2周目中盤から足が良く回り始め、登りでペースアップすると一人になり、ここからは単独での追走の旅となった。

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写真:Rie Odajima

フィード1ではまだ38番手。前にはちらほらライダーが見える。とりあえず視界に入っているライダーは抜かしてみせる。

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写真:Rie Odajima

第2フィードでは37番手で通過。ほぼ単独での追走なのでスピードに乗れずもどかしい。

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写真:Rie Odajima

強い向かい風と極限の疲労。コンピュータを見るとかつてない平均パワー値を記録している。限界を攻めている証拠だ。嬉しいがそのダメージも大きい。

あと、20キロ持つのか?いや、持たせてみせる。

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写真:Rie Odajima

フィードではボトルを受け取るだけで精一杯。ハンドルバーから手を離す動作もしんどいほどだった。

しかし、何度も言うがサポートとの接触には本当に助けられる。

戦っているのは一人じゃない。

精一杯応援してくれている人たちがいること。

ボトルを受け取る度にカロリーや水分だけではないメンタルのエネルギーも補給されるのだ。

攣りかける足も関係ない。こぎ続けるのみ。それが今やらなければいけないこと。やりたいこと。

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写真:Sayako

現状を出し切ってのゴール。

順位は36位。1周目のタイム:38位。2周目のタイム:31位。

先週の反省を活かし、11番アップで結果に表れたのは嬉しい。

なんとかUCIマラソンシリーズポイントはゲットしたが、このパフォーマンスでは喜んでばかりいられない。

絶対的なパワー不足、など課題が山ほど見えたヨーロッパでのレース。すごく悔しいが、やることが明確な分だけモチべーションは高い。

こてんぱんにやられてはいるが悲壮感はない。

トレーニングのプランをすでに頭の中で必至に考えている。早く帰ってトレーニング開始だ。

私の「超戦」はまだまだこれからだ。

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写真:Sayako

最後にもう一度。今回現地でサポートしてくれた方たちにスペシャルサンクスです!

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ありがとうございました!

次は帰国してSAD in 王滝100キロに参戦します。今回の遠征で成長した池田祐樹の走りを魅せます!

レース機材

バイク: Canyon LUX CF29
ドライブトレイン:SRAM XX1 (フロント34t)
フォーク: MAGURA TS8 29
ブレーキ: MAGURA MT8
ステム/シートポスト/ハンドルバー: RITCHEYSuperlogic/TRAIL/WCSCarbon
ホイール: DT Swiss 29 Spline with Stan’s tubelesskit
タイヤ: Continental Race King 2.2 Protection
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HX2
サイクルコンピューター:CycleOpsジュールGPS(サイクルコンピューター)
シューズ: North Wave Extreme
ペダル: Crank Brothers Eggbeater 11
サングラス: Limar
ヘルメット: Limar

ボトルケージ: Topeak ShuttleCage CB
チェーンオイル:Finishline Ceramic Wet Lube

補給食:GU(ドリンク)パワーバージェル&VESPAプロ
リカバリー:C3fit コンプレッションソックス
テーピング:ニューハレ

パーソナルスポンサー:

スポーツクラブ ルネサンス
パワーバー
CycleOps:パワータップ、ジュールGPS(サイクルコンピューター)
C3フィット:コンプレッション
VESPA
NEW HALE:テーピング
HALO HEADBAND:ヘッドバンド
Fujimoto Farm 弥之助蓮根

チームスポンサー:
Ergon
Topeak
Canyon
SRAM XX1
Magura
RitcheyBicycleComponents
ContinentalTires
DT Swiss
Primal Wear
Finish Line
Northwave Shoes 
Jagwire
Crank Brothers
Chamois Butt’r
Stan’s No Tubes
EPIC Action Cam