UCI MTBマラソン世界選手権レースレポート

レース: UCI MTBマラソン世界選手権
開催日時:2014年6月29日 午前8時00分
結果:51位
時間:5時間8分
レース距離:95キロ
場所:南アフリカ・ピーターマリッツバーグ
コースコンディション: 曇り/晴れ
大会ウェブサイト: http://www.mtbworldchamps.co.za/index.html

今年の日本からの世界選手権参戦は私一人。代表として気を引き締め、レースに向けてコンディションを整えた。

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↑開会式では参加国全てが一国ずつ壇上に呼ばれて紹介された。

レースの3-4日前には昨年の世界戦3位のパヤズ選手とカナダ・ナショナルチャンプのウォレス選手と試走をする機会があり、早くも世界の走りを体感し、モチベーションは良い感じで高まって行った。

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サポートで帯同している妻の清子も補給ポイントの確認のために時間を測りながらポイントまで車で試走し、ドリンクの配分や機材準備もヘルプしてくれた。2人だけのチームJAPANだがチームワークはばっちりだ。

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レース当日。

朝4時45分起床。最近の定番のレース朝食メニュー(パンとジャム、バナナ、豆乳)をしっかりと食べて気負わずにリラックスした気持ちで準備を進めた。

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レース2日前に大雨が降り、コースが一時荒れたが当日には路面は一部を除き、ほぼドライに戻っていた。

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スタートには約95人の各国の代表選手が並んだ。南アフリカ開催ということもあり、昨年より人数は少なかったがその分集まる選手層は厚い印象だ。私はポイントが少ないために後ろから2列目。焦りはない。どこまで追い上げられるか、という挑戦に逆に興奮してきた。

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スタートの合図と同時にものすごいスピードでレースが始まった。過去の世界選手権でも体感したことのない速さだ。全力でこいでいるが後方で着いて行くのがやっとだ。長距離といえども毎年スピード化が進む。20分ほどは前には出られずにスタート位置と変わらない順位をキープ。

飛ばし過ぎた選手達が次第にペースダウンし、その横をすり抜けて一人一人確実に抜かしていった。最低目標は50位以内。昨年は87位。あの悔しい思いは二度と繰り返したくない。しかし、自分の順位が全くわからない。後方には数えるほどのレーサーしかいないように感じる。不安もよぎるがとにかく前へ、前へと気持ちを向けた。

身体の調子は悪くない。パワー数値も良い。しかし、さすが各国を代表してくる選手のみが集まっていることもあり、思うように抜いていけない。そこにいたレーサー一人一人から全力を尽くしているオーラを感じた。リスペクトすると同時に世界の強豪と真剣にぶつかり合える喜びも感じた。

フィードゾーンで清子からドリンクと元気をもらう。自分のオーバーペースを少し超えたあたりのところでこぎ続けるが、集中力はキープできている。いつエネルギー切れになってもおかしくない展開だが、現状のベストパフォーマンスは発揮できている感覚だ。

コース上では南アフリカの大自然を感じることができた。シマウマ、水牛、キリンなど野生動物などが普通に目の前にいるダイナミックな環境だ。

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74キロのビッグループを終えて、21キロのショートループに突入。

長い下りを終えて、登り返しが始まった瞬間に急に足が鉛のように重くなった。まるで自分の足ではないようだ。路面も泥と濡れた草で非常に重く、動く速度はまるでスローモーションだ。息も上がり、目はチカチカする。練習では出せないレース出力を4時間ぶっ続けで出し続けたツケがここで来てしまったようだ。

足を着きたくなるほどに辛い。抜かれても反応もできない。耐えるだけの展開となってしまった。ジェルや水分をこまめに摂り続け、身体の復活を願った。

ここで最後の補給を清子から受け取る。後ろから追い上げてくる選手達が視界に迫ってきていたが、清子からの「前を抜かせ!」の掛け声で再びモチベーションを奮起させた。応援してくれる仲間がいる。

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応えてみせる!

CIMG4181 (800x531)すぐあとのテクニカルなシングルトラックで、一人をパス。

ラスト2キロでドイツの選手に追いつき、最後の登りに入った。

視界が朦朧となり、指の先に痺れが来るほどに最後のアタックをかけてドイツの選手を抜かした。

食らいつこうとする相手を振り切って最後の最後まで出し尽くしてフィニッシュゲートをくぐった。

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順位は50位に一歩届かずの51位。しかし、最後の清子の順位の掛け声がなかったらもっと遅れていただろう。最後は気持ちのみで走りきった。

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ベストは尽くした。

しかし、目標には届かなかった。

昨年と比べてトップとの差、順位共に成長はしているが、その喜びよりも設定目標を達成できなかったことが非常に悔しい。悔しすぎる。

レースは他人との競争。強くなったからと言って必ずしも結果が付いてくるわけではない。逆に悪い結果にも成り得る。

しかし、諦める気持ちは一切ない。

この世界選手権に向けて行ったトレーニング、食事、リズムでかつてないほどにコンディションが上がっていった事実。今回のレースで得た反省点、発見した自分の弱点と長所、世界のトップライダーへ追いつきたい強い気持ち。

これらを生かせばまだまだ伸びることも確信している。

今は一刻も早くトレーニングを再開して新たな挑戦に向かいたい。

今回の素晴らしい機会を与えてくれて応援&サポートしてくれたスポンサー、家族、友人の皆には心から感謝の意を送りたい。

ありがとうございました。

レース機材

バイク: Canyon LUX CF29
ドライブトレイン:SRAM XX1 (フロント32t)
フォーク: MAGURA TS8 29
ブレーキ: MAGURA MT8
ステム/シートポスト/ハンドルバー: RITCHEYSuperlogic/TRAIL/WCSCarbon
ホイール: DT Swiss 29 Spline with Stan’s tubelesskit
タイヤ: Continental Race King 2.2 Protection
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HX2
サイクルコンピューター:ジュールGPS(サイクルコンピューター)
シューズ: North Wave Extreme Tech Plus
ペダル: Crank Brothers Eggbeater 11
サングラス: Limar
ヘルメット: Limar

ボトルケージ: Topeak ShuttleCage CB
チェーンオイル:Finishline Ceramic Wet Lube

補給食:GU(ドリンク)パワーバージェル&VESPAプロ
リカバリー:C3fit コンプレッションソックス
テーピング:ニューハレ

パーソナルスポンサー:

自転車コーキ屋
スポーツクラブ ルネサンス
パワーバー
CycleOps:パワータップ、ジュールGPS(サイクルコンピューター)
C3フィット:コンプレッション
VESPA
NEW HALE:テーピング
HALO HEADBAND:ヘッドバンド
Fujimoto Farm 弥之助蓮根
なでしこ健康生活・生きている玄米
ヒロコンフーズ

チームスポンサー:
Ergon
Topeak
Canyon
SRAM XX1
Magura
RitcheyBicycleComponents
ContinentalTires
DT Swiss
Primal Wear
Finish Line
Northwave Shoes 
Jagwire
Crank Brothers
Chamois Butt’r
Stan’s No Tubes
EPIC Action Cam